親子での遊びの一つに絵本の読み聞かせがあります。
子供の頃に絵本をたくさん読んだ方がいいと言われていますが、具体的に絵本の読み聞かせにはどんな効果があるのでしょうか。今回は気になる効果をまとめてみました。
これを見ると、今日から絵本の読み聞かせをしてあげたくなること間違いなしです!
絵本の読み聞かせの効果 語彙力が豊富に
絵本を読むことによって語彙力が鍛えられます。
「語彙力」とはどれだけ多くの言葉の知識を知っているのか、そしてそれらをどれだけ正しく使えるのかという能力のこと。
読み聞かせによって絵本の中の色々な言葉に触れ、自然と言葉の意味を理解していきます。
語彙力が多い子供は、多くの言葉を使いこなせ自分の気持ちを言葉で表現することができるので周りのとのコミュニケーションをうまく取ることができます。
また語彙力の高さは
・思考の深さ
・理解する能力
・感情をコントロールする力
これらにつながります。
将来的に必要な力なので、お子様の語彙力はしっかり伸ばしてあげたいですね。
絵本の読み聞かせの効果 親子のコミュニケーションに繋がる
10歳までに親子の間でどれだけコミュニケーションをとったかで、その後の親子関係が決まると言われている程、子供の頃の親子のコミュニケーションは重要です。
絵本の読み聞かせは膝の上に座る、ベッドの上で顔を近づけるなど親の温もりを感じ、絵本を読む声で安心感を与えることができます。
親の愛情を感じると自己肯定感が高まり、お子様の情緒も安定します。
一日5分だけでもいいので、家事の手を止めお子様に向き合う時間をつくり、絵本の読み聞かせをしてあげられるといいですね。
絵本の読み聞かせの効果 集中力が身につく
子供が集中できる時間は大人に比べてとても短く、未就学児の場合、年齢+1分程度と言われています。
しかし集中力はトレーニングをすれば高めることができます。
絵本の読み聞かせをしていても、はじめのうちは途中で飽きてしまい最後まで読みきれないかもしれません。集中力が途切れて他のことに興味を示しても、決して怒らないであげてください。
読み聞かせは親子で楽しむことが重要です。
根気よく、一日数分でも読み聞かせの時間を作ると徐々に集中できる時間が長くなっていき集中力が育まれていきます。
絵本の読み聞かせはいつから始める?
脳障害児に関する活動の先駆者であるグレンドーマンの著書
「赤ちゃんに読みをどう教えるか」
にこう書かれています。
実際には、子供は生まれた瞬間から学習を始めます。そして6歳で学校に入るころには、膨大な量の情報を吸収しています。
「赤ちゃんに読みをどう教えるか」 第2章 小さな子どもは読むことを学びたがっている /グレンドーマン
生まれたばかりの赤ちゃんは見るもの感じるもの、全てが初めての経験。
全てを吸収する幼児期の好奇心、探究心は大人に勝る素晴らしい能力です。
絵本の読み聞かせの時期で早すぎるということはありません。
妊婦中からお腹の赤ちゃんに読み聞かせをしていたという人もいます。
お子様の年齢に合わせて、興味を持つ絵本を読み聞かせてあげてください。
年齢別オススメ絵本
0~1歳
まだ言葉を理解していない赤ちゃんでも、大好きなパパ、ママの声を聞いて音を楽しんだり、絵本の中の色や形を楽しんでいます。
リズムのいい言葉や、形がわかりやすく変化のある絵本がオススメ。
東京大学あかちゃんラボ発 あかちゃんといっしょに作った あかちゃんのための絵本
1~2歳
自分の足で歩けるようになり好奇心旺盛な時期。
読むだけではなく、ちょっとした仕掛けがあるとお子様の好奇心を満たしてあげることができます。
2~3歳
会話もできるようになったり、いろんなことが自分でできるようになり、自立心も芽生えてきます。
絵本を通じて生活習慣が身につくようなものがオススメ。
3~4歳
幼稚園や保育園に通うようになり、社会との繋がりが出てくる年齢。
感情も豊かになっているのでストーリー性のある絵本が楽しめるようになります。
絵本の読み聞かせの効果 最後に
絵本の読み聞かせは親子のコミュニケーションにつながり、そしてお子様にも嬉しい効果がたくさん。将来的に役に立つ力が身につきます。
家事、育児、仕事で忙しい日々ですが、数分だけでも絵本の読み聞かせの時間を作りお子様への成長につなげてあげてください。
たっぷりと親子で絵本の世界を楽しんでくださいね。お気に入りの絵本に出会えますように!
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