普段行なっている絵本の読み聞かせ。
語彙力を伸ばす、情緒を育むなど、絵本の読み聞かせには子供の発育にいい効果がたくさんあります。
その読み聞かせを是非英語で行なってみてはいかがでしょうか。
今回は、読み聞かせを英語ですると得られる効果や、英語の絵本の読み聞かせのコツをご紹介します。
読み聞かせで英語が日常生活の一部に
日本は日常生活でほとんど英語を使う機会がない環境。
強制的に勉強をさせられても子供は英語の必要性を感じられず、興味を持ちにくくなってしまいます。
小さい頃から英語の絵本を読み聞かせを行なっていると、英語が日常生活の一部になり小学校に上がってから英語の授業が始まっても苦手意識を持たなくて済みます。
英語の絵本の読み聞かせをすると得られる効果・メリット
英語の絵本で読み聞かせを行うとどんな効果があるのでしょうか。
子供にも親にもこんな嬉しい効果があるんです!
英語の周波数に耳が慣れる
日本人が英語を聞き取るのが苦手な理由に言葉の周波数の違いが挙げられます。
・英語 2,000~1万2,000ヘルツ
・日本語 125~1,500ヘルツ
全く違いますね。
人が聴き取れる周波数はおよそ20~20,000ヘルツです。
「3歳までの時期が耳の黄金期」といわれており、もともと赤ちゃんはこれらの周波数を認識できる潜在的な能力があります。
しかし成長とともに「日常で耳にする聞き取りに必要な周波数」の幅が決まってしまいます。
子供に英語の絵本を読み聞かせるのは、今後の英語のリスニング力を身につけるのにとても効果的です。
耳の黄金期に、是非たくさん英語の絵本の読み聞かせをしてあげたいですね。
絵本の作品の幅が広がる
英語の絵本を読む習慣が身につくと、絵本選びの幅がグッと増えます。
良本は和訳されていて日本語でも読むことができますが、それ以外でも素晴らしい絵本はたくさんあります。
世界中の作家さんの作品にふれ、それぞれの色使い、絵のタッチ、ストーリー展開を楽しむことができ、世界観が広がります。
その国の文化や生活習慣の違いを知れるのも面白いですよね。
日本語という幅で制限を作らず、色々な絵本にふれていただきたいです。
大人の英語学習にも効果的
子供用の絵本とはいえ、実際に読んでみると私たち親も意外と知らない単語がたくさん。
私たちが学校で習ってきた文章とは少し異なり、より日常生活に役に立つ単語、表現で書かれていて参考になります。
繰り返し声に出して読み聞かせているうちに、自然と親も英語が身につくのは嬉しい効果です。
英語の読み聞かせのコツ・絵本の選び方
英語の絵本を読み聴かせるにあたって、一体どんな絵本から始めればいいのでしょうか。
絵本の選び方、英語の絵本の読み方のコツをご紹介します。
簡単な英語の絵本から始めよう
まずは単語だけのもの、赤ちゃん向けの簡単な文章のものがオススメ。
だらだらと理解できない文章が書かれていると子供は退屈し、興味を示しません。
パッと見て目を引くイラストや仕掛けがあるもの、短い文章ですぐに次のページにすすめる絵本は子供が英語を理解できなくても興味を持ちやすいです。
文字を見なくてもイメージできるようジェスチャー付きで
日本では絵本の読み聞かせのコツは「子供の想像力を邪魔しないよう、大げさな表現は避ける」
と言われています。
しかし子供はまだ英語を理解していません。
英語の絵本の読み聞かせの場合、日本のやり方と正反対。
ジェスチャー付きでオーバー気味に読み、ストーリーに興味を持たせてあげることが大切です。
発音は気にせず楽しんで読む
ついつい「きちんとした発音で読まなければいけない」と身構えてしまうかもしれません。
日本人の真面目な国民性が現れているのかも。
海外で生活していると、母国語は英語以外で英語を第二言語とする人が大勢います。
色々ななまりがありますが、みなさん気にせず英語で会話をしています。
英語はあくまでコミュニケーション手段の一つ。
きちんとした発音は気にせず、親子で楽しく英語にふれることが重要です。
英語の絵本を買って日本語でも楽しむ方法
英語と日本語、両方の絵本を揃えるとお金もかかるし保管も大変ですよね…。
それを解決するちょっとした裏技。
英語の絵本を買って、和訳をマスキングテープに書き込んで貼る!
単純ですが、この方法とてもオススメ。
海外生活をしていると、父親と母親の第一言語が異なるバイリンガルの子供はとても多いです。
私が住んでいる国では幼稚園でも英語、中国語の授業があります。
本屋でも英語と中国語が表記されている絵本や図鑑は当たり前。
少し手間はかかりますが、英語も日本語も楽しめる本が自作で作れるので、ぜひお試しを!
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